令和8年4月より、南山進流声明一流伝授を開筵いたします。
現在進行中の梵字悉曇伝授は令和8年3月までに第10会を終える予定ですが、第11会・第12会の2会を残したまま、声明一流伝授が開始されることとなります。
そのため、現在梵字悉曇伝授を受法されている方で、声明一流伝授もご希望の場合、日程的にも費用的にもご負担をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。
これは、声明一流伝授の大阿を務められる潮弘憲僧正の、「高齢につき、声(高音)が出なくなる前に、できるだけ早く伝授を始めたい」という強いご意向によるものです。
梵字悉曇伝授の大阿である児玉義隆僧正にもご相談したところ、「声明の伝授を早めに開筵し、日程調整も声明の伝授を優先してください」とのお言葉を賜りました。
つきましては、令和8年4月以降は、声明一流伝授を中心に進めつつ、その合間に梵字悉曇伝授の残り2会を挟みながら進行することをご理解ください。
なお、悉曇灌頂・許可灌頂は予定通り令和9年に執り行います。
【重要なお知らせ】
児玉僧正は「悉曇灌頂・許可灌頂を伴う伝授は、醍醐寺が最後となるであろう」と申されております。また、潮僧正も「今回が最後の声明一流伝授となるであろう」と申されております。
両僧正から血脈を授かる機会は、これが最後です。醍醐寺での伝授は、まさに集大成となります。
以上の事情をご理解いただき、ぜひこの機会に声明一流伝授も受法くださいますよう、心よりお願い申し上げます。