尋玲能楽とは

尋玲能楽とは
 

2022年より、コロナ禍にあり舞台芸術存続危機の中、女優であり殺陣師の兼田玲菜の呼びかけにより、日本の舞台芸術を世界に向けて普及発展させたいという意義に賛同して、有志が集まり創立された。日本の舞台芸術の根幹である能楽を基本に現代の舞台芸術のアクションや殺陣を取り入れ八尋に拡がりのある舞台を創造しようと組織名称を「尋玲能楽」(じんれいのうらく)と定める。事務所を千葉県我孫子市に設置し、演劇ワークショップを定期的に実施すると共に、舞台芸術を中心とした独創的・創造的文化芸術の普及・発展の為の様々な活動を積極的に行っている。

Artist

能役者・小鼓奏者

今井尋也

幼少より祖父から能楽を学び、十代で初舞台。その後、国立能楽堂研修生・東京芸術大学音楽学部を卒業、多数の能舞台に出演した後、渡仏し、現代演劇、コンテンポラリーダンス等を学ぶ。

ローカルでグローバルな身体性を内包するパフォーマーとしてフィリップ・デュクフレ、パスカル・ウバン等のフランスの振付家の作品からジェローム・ベル「シャートロジー(ソロ)」「ショーマストゴーオン」、ロンドンのサーカムスタンスのコンセプチュアルな舞台作品等に多数出演するほか、国内では、串田和美、加藤直、生田萬、松本修、柴幸雄、白神ももこ等演出の舞台、珍しいキノコ舞踊団、太田ゆかり(ルーデンス)、ニブロール、OM-2、PortB等の舞台に出演するなど現代劇からコンテンポラリーダンスまで幅広く活躍。アートパフォーマンスユニット「メガロシアター」を主宰し、演出家として、ストレートプレイの枠には収まらない、ダンスや音楽、ハプニング的なパフォーマンスの要素を多く含んだ舞台を手掛けている。アウトリーチ活動にも積極的に参加し、障害者の施設や小中高学校でワークショップを実施。新作能の脚本・演出・音楽も多数。

また、フリーの小鼓演奏家として国内外を問わずジャンルを超越して活躍中。古典からジャズ、現代音楽まで、迫力の肉声と鼓の音色で小鼓演奏のポテンシャルを極限まで追求している。

女優・殺陣師

兼田玲菜

2015年、書道パフォーマンス演目に和楽器・舞踊・殺陣を交え、エキゾチックに仕立てた独特の和の世界感が評価され、フランスJapan Expo、イギリスHYPER JAPAN、カナダAnime Northをはじめとした海外イベントから招聘され、公演を行っている。

現在は殺陣師としての活動も多く、2018年新歌舞伎座で開催された東京ガールズコレクション maturiにて殺陣師を務める。2020年にはCLAMP作品である映画BLOOD-CLUB DOLLの殺陣師を勤める。[2] 浅草公会堂にて平安時代の美しき物語を演出家–殺陣師を担当する。 その他、ゲームモーションアクターや、着物ファッションショーの演出家などで海外から招待されている。

2020年 自ら脚本演出を務め自分の殺陣動画に声優さんにアフレコをして収録された『零七』というボイスドラマ企画が人気を集めている。

日本テレビ系列バラエティ番組「有吉の壁」のコーナー「ブレイク芸人選手権2020」で誕生されたKOUGU維新のミュージカルの殺陣と振付けを務めている。

テレビ朝日放送のEXIT・Creepy Nuts冠番組『イグナッツ!!』にて女性殺陣師としてゲスト出演。