25歳まで身長伸びるという話は本当?嘘?


男性の場合、25歳まで身長が伸びるという話があったりします。
なかなか伸びないまま、もう高校を卒業してしまったという人にとっては希望が持てる話になりますよね。

実際に、高校生程度で止まることはなく、その後も伸び続けているという話もよく出てきますし、それを実感しています。

本当か、嘘かという疑問ですがそれは本当なのです。

なぜ25歳まで伸びるのか、また一定の年齢を超えても伸び続けることが起こるのでしょうか?



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身長が伸びる仕組みについて

身長が伸びるメカニズムは、一見すると複雑そうに思えますが、実はシンプルな仕組みで成り立っています。身長の伸びに大きく関わっているのが、成長ホルモンと骨端線という2つの重要な要素です。この2つが密接に関連し合いながら、身体の成長を促進しているのです。

 

身長の伸びと成長ホルモンの関係


身長の伸びに欠かせない役割を担っているのが、成長ホルモンです。成長ホルモンは、脳下垂体前葉から分泌されるホルモンの一種で、体の様々な部位に作用します。特に、骨や軟骨の成長を促進する働きが知られています。

成長ホルモンは、主に夜間の睡眠中に分泌されます。睡眠中は、体が休息モードに入り、成長ホルモンの分泌が活発になるのです。そのため、十分な睡眠時間を確保することが、身長の伸びにとって重要だと言われています。

また、成長ホルモンの分泌は、思春期に入ると急激に増加します。男性の場合、思春期のピークは13〜16歳ころで、この時期に最も多くの成長ホルモンが分泌されます。その後、20代前半までは比較的高い分泌量が維持されますが、徐々に減少していきます。

成長ホルモンは、軟骨細胞を刺激して、細胞分裂を促進します。これにより、骨端軟骨が厚くなり、骨が長軸方向に伸びていくのです。つまり、成長ホルモンは、骨の長さを決める重要な因子だと言えます。

ただし、成長ホルモンの分泌量は個人差が大きく、遺伝的な要因も関係しています。また、ストレスや栄養不足、運動不足などの生活習慣も、成長ホルモンの分泌に影響を与えると考えられています。

 

骨端線の役割と閉鎖のタイミング


身長の伸びを考える上で、もう一つ重要なのが骨端線の存在です。骨端線とは、骨の長軸方向の成長が行われる部位のことで、骨端軟骨と呼ばれる軟骨組織で構成されています。

骨端軟骨は、成長ホルモンの刺激を受けて細胞分裂を繰り返し、新しい軟骨組織を作り出します。この軟骨組織が徐々に石灰化して骨組織に置き換わっていくことで、骨が長軸方向に伸びていくのです。

しかし、骨端軟骨は永遠に成長し続けるわけではありません。一定の年齢に達すると、骨端線が閉鎖し、骨の伸びが止まります。これを骨端線閉鎖と呼びます。

骨端線閉鎖のタイミングには個人差がありますが、一般的に女性では16〜18歳ころ、男性では18〜25歳ころに起こると言われています。ただし、これはあくまでも平均的な年齢であり、早い人では15歳ころに、遅い人では30歳近くまで骨端線が閉鎖しないこともあります。

骨端線閉鎖のメカニズムは、まだ完全には解明されていませんが、性ホルモンの影響が大きいと考えられています。特に、男性ホルモンであるテストステロンは、骨端線の閉鎖を促進する作用があることが知られています。

また、骨端線閉鎖のタイミングは、骨の部位によっても異なります。例えば、脊椎の骨端線は比較的早く閉鎖するのに対し、脚の長骨の骨端線は遅くまで開いていることが多いのです。

骨端線が閉鎖した後は、もはや骨の長軸方向への成長は期待できません。しかし、骨密度を高めたり、姿勢を改善したりすることで、見た目の身長を高く保つことは可能です。
 

25歳まで伸びるのが嘘ではない理由

身長を伸ばすためには、バランスの取れた食生活が欠かせません。特に、骨の成長に関わる栄養素を十分に摂取することが重要です。ここでは、身長アップに効果的な栄養素について詳しく見ていきましょう。

一般的に、身長の伸びは思春期までがピークで、その後は徐々に伸びが鈍化し、やがて止まると考えられています。しかし、中には25歳頃まで伸び続けるケースもあるのです。そのくらいの年齢になってというのも嘘ではないのです。

それはなぜなのでしょうか?ここでは、25歳まで身長が伸び続ける理由について、骨端線の閉鎖時期と男性ホルモンの影響という2つの観点から探っていきます。
 

個人差が大きい骨端線の閉鎖時期


身長の伸びが止まるタイミングは、骨端線という骨の成長部位が閉鎖する時期に大きく依存しています。骨端線は、骨の長軸方向の両端にある軟骨組織で、成長ホルモンの刺激を受けて新しい骨組織を作り出す働きがあります。

骨端線の閉鎖時期には個人差が大きく、遅い人では25歳近くまで骨端線が開いていることもあります。特に男性は女性に比べて骨端線の閉鎖が遅い傾向にあり、20代前半まで伸び続けるケースが少なくありません。

また、骨端線の閉鎖時期は、遺伝的な要因の影響を強く受けます。両親や兄弟が晩成型で、成人してからも身長が伸びた場合は、本人も同様の傾向を示す可能性が高いのです。

ただし、骨端線の閉鎖時期は、生活習慣によっても変化すると考えられています。例えば、極端な低栄養状態や運動不足、ストレスの多い生活は、骨端線の閉鎖を早めてしまう可能性があります。逆に、バランスの取れた食事と適度な運動、十分な休養は、骨端線の閉鎖を遅らせ、身長の伸びを促進するかもしれません。

骨端線が閉鎖するまでは、身長が伸び続ける可能性があるのです。25歳までに骨端線が閉鎖しなければ、その間は成長が続くと考えられます。ただし、骨端線閉鎖後の身長の伸びはごくわずかで、数cmが限界でしょう。
 

男性ホルモンの影響と二次性徴


25歳まで身長が伸び続けるもう一つの理由として、男性ホルモンの影響が挙げられます。男性ホルモンの代表であるテストステロンは、思春期に入ると急激に分泌量が増加し、男性特有の身体的変化を促します。これを男性の二次性徴と呼びます。

テストステロンは、骨端線の閉鎖を促進する作用がありますが、同時に骨の長軸方向の成長も刺激します。つまり、テストステロンは身長の伸びを加速させる一方で、骨端線の閉鎖を早める働きもあるのです。

男性の二次性徴が完了するのは、一般的に18歳から20歳ころとされています。しかし、中には二次性徴の発現が遅く、20代前半まで続くケースもあります。その場合、テストステロンの分泌量が高い状態が長く維持されるため、骨端線の閉鎖が遅れ、身長の伸びが続く可能性があるのです。

また、テストステロンは骨密度を高める働きもあります。骨密度が高いと、骨が太くなり、結果的に身長が高くなります。テストステロンの分泌が旺盛な時期が長く続けば、骨密度の増加も長く続き、身長の伸びに寄与するかもしれません。

ただし、テストステロンの分泌量や活性には個人差が大きく、遺伝的な要因の影響を強く受けます。また、生活習慣も関係しており、運動不足やストレス、睡眠不足などはテストステロンの分泌を抑制すると考えられています。

男性ホルモンの影響で、二次性徴が20代前半まで続く場合は、身長の伸びも続く可能性があるのです。特に、遅咲きのタイプは、25歳頃まで身長が伸び続けることもあるでしょう。
 

身長を伸ばし続けるための生活習慣

身長の伸びは、遺伝的な要因に大きく左右されますが、生活習慣も無視できない影響を与えています。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動、良い姿勢など、日々の生活の中で身長の伸びを促進する習慣を身につけることが大切です。ここでは、身長を伸ばすための具体的な生活習慣について詳しく解説していきます。
 

バランスの取れた食事と十分な睡眠


身長の伸びには、栄養が欠かせません。特に、カルシウムやビタミンD、たんぱく質は、骨の成長に直接関わる重要な栄養素です。

カルシウムは、骨や歯の主成分となるミネラルで、不足すると骨の成長が阻害されます。牛乳や乳製品、小魚、大豆製品などに多く含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、魚やキノコ、卵黄などに含まれています。また、日光を浴びることでも体内で合成されます。

たんぱく質は、骨を形成するコラーゲンの原料になります。また、成長ホルモンの分泌を促進する働きもあると考えられています。肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。

これらの栄養素を意識的に摂取し、バランスの取れた食事を心がけることが身長アップのポイントです。また、間食やジャンクフードを控え、規則正しい食生活を送ることも大切です。

十分な睡眠も、身長の伸びに欠かせません。成長ホルモンは、主に夜間の深い睡眠中に分泌されるため、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を減少させ、身長の伸びを阻害する可能性があります。

成長期の子供は、一般的に大人よりも長い睡眠時間が必要とされています。目安として、小学生では10時間、中学生では9時間、高校生では8時間程度の睡眠が推奨されています。

質の良い睡眠を確保するためには、寝る前のスマホや電子機器の使用を控え、リラックスしてから床に就くことが大切です。また、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質が上がるとも言われています。
 

適度な運動と姿勢の重要性


適度な運動は、身長の伸びを促進する上で欠かせない習慣です。運動には、骨に適度な刺激を与えて成長を促す効果があります。特に、ジャンプやランニングなどの衝撃を伴う運動は、骨密度を高める働きがあると考えられています。

また、運動は成長ホルモンの分泌を促進することでも知られています。激しい運動の後は、成長ホルモンの分泌量が増加するという研究結果もあります。

ただし、運動のしすぎは逆効果になる可能性もあります。過度のトレーニングは、骨や関節に負担をかけ、怪我のリスクを高めます。また、疲労がたまると成長ホルモンの分泌が抑制されるとの指摘もあります。

適度な運動量を心がけ、毎日続けることが身長アップのコツです。ただし、個人差が大きいので、自分に合ったペースを見つけることが大切です。

姿勢も、身長の伸びに関係する重要な要素です。猫背や姿勢の悪さは、背骨に負担をかけ、身長の伸びを阻害する可能性があります。逆に、良い姿勢を保つことで、背骨が伸びやかになり、身長が高く見えるようになります。

座っているときは背筋を伸ばし、立っているときは軽く胸を張るように心がけましょう。また、ストレッチやヨガなどで柔軟性を高めることも、良い姿勢づくりに役立ちます。
 

運動をして大人でも身長が伸びることも


一般的に、身長の伸びは骨端線が閉鎖する20歳前後で止まると考えられています。しかし、中には大人になってからも運動によって身長が伸びたという報告もあります。

実際、宇宙飛行士が宇宙空間で身長が伸びることが知られています。これは、重力から解放されることで背骨の圧迫が減り、背骨の間のクッションであるディスクが伸びるためと考えられています。

地上でも、懸垂や逆さぶらりんなどの運動によって、背骨の圧迫を減らし、ディスクを伸ばす効果が期待できます。また、ストレッチやヨガで柔軟性を高めることも、身長アップにつながる可能性があります。

ただし、大人の身長の伸びはわずかで、数cmが限界でしょう。また、個人差が大きいので、全ての人に効果があるとは限りません。
 

姿勢改善で本来の身長に戻ることも


猫背や姿勢の悪さは、見た目の身長を低く見せるだけでなく、本来の身長を発揮できなくしている可能性があります。背骨が曲がっていると、身長が数cm低くなることもあるのです。

姿勢を改善することで、背骨のカーブが適切な位置に戻り、本来の身長に近づくことが期待できます。また、姿勢が良くなることで、身長が高く見えるようになるでしょう。

姿勢改善には、ストレッチやヨガ、ピラティスなどの運動が効果的です。また、普段の生活の中で意識的に姿勢を正すことも大切です。

デスクワークが多い人は、時間を決めて姿勢をチェックしたり、ストレッチを取り入れたりすると良いでしょう。また、姿勢が崩れにくい椅子やクッションを使うのもおすすめです。

寝るときは、硬めのマットレスを選び、仰向けで背筋を伸ばすように寝ることを心がけましょう。

姿勢の改善は、一朝一夕ではできませんが、毎日の積み重ねが大切です。正しい姿勢を意識し、習慣づけることで、少しずつ本来の身長に近づくことができるでしょう。
 

まとめ

身長は遺伝の影響が大きいですが、生活習慣によっても変わります。

バランスの取れた食事と十分な睡眠、適度な運動と良い姿勢を心がければ、身長を最大限に伸ばすことができるでしょう。

特に、成長期のうちは骨端線が閉じていないため、これらの習慣が身長に与える影響は大きいと言えます。

大人になってからも、運動や姿勢の改善によって、多少の身長アップが期待できます。重力から解放される懸垂などの運動は、背骨の圧迫を減らし、身長を伸ばす効果があるかもしれません。

また、猫背の改善は見た目の印象を良くするだけでなく、背骨のカーブを適切な位置に戻し、本来の身長に近づけることにつながります。

ただし、身長の伸びには個人差があるので、他人と比べるのではなく、自分なりのペースで取り組むことが大切です。

身長を伸ばすことだけが目的ではなく、健康的な生活習慣を身につけることが何より重要だと言えるでしょう。



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