身長を伸ばすためには、日頃の生活習慣がとても大切です。バランスの取れた食事を心がけることはもちろん、適度な運動をして体を動かすこと、夜はぐっすりと眠ることなどが身長アップのポイントになります。ストレスをためすぎないように気をつけることも大切です。
身長の伸びに欠かせない栄養素がたくさんあります。
まず、カルシウムは骨を丈夫にする重要なミネラル。牛乳や乳製品、小魚、大豆製品などに多く含まれています。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。魚やきのこ類に多く含まれているほか、日光を浴びることでも体内で作られます。
たんぱく質は、骨や筋肉、内臓などのからだの組織をつくる材料になります。肉や魚、卵、大豆製品などから摂取しましょう。
そのほか、ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物、豆類なども積極的に取り入れることが大切です。
インスタント食品や加工食品、ジャンクフードは控えめにして、できるだけ自然の食材を使った手作りの食事を心がけましょう。
また、朝食をしっかり食べることも身長アップには欠かせません。体温が上がり、代謝が活発になるので、からだが目覚めて1日の活動がスムーズにスタートできるのです。
一汁三菜を基本に、主食・主菜・副菜のそろった食事を規則正しくとることを習慣づけましょう。偏食は禁物ですよ。
運動することは、身長を伸ばすためにとても大切です。
ランニングやサイクリング、水泳など、全身を使う有酸素運動がおすすめ。骨に適度な刺激を与えることで、丈夫な骨づくりにつながります。
また、ストレッチをして体を伸ばすことも効果的。体が柔らかくなるだけでなく、骨の成長を促すことができます。
ただし、やりすぎは逆効果なので注意しましょう。激しい運動は骨の成長を阻害することがあるので、長時間の運動は控えめに。1日30分から1時間程度が適度だと言われています。
運動だけでなく、睡眠も身長アップには欠かせません。
からだが休まっている間に、成長ホルモンの分泌が最も活発になります。ぐっすりと眠ることで、骨の成長が促されるのです。
夜遅くまで起きていたり、スマホをいじったりして寝不足になると、十分な成長ホルモンが分泌されません。学校がある日は、遅くとも夜10時ごろには寝るのがおすすめ。朝は自然に目覚められる時間に起きることが大切です。
休日も、あまり夜更かしをしすぎないように気をつけましょう。睡眠リズムを整えることが、身長を伸ばすための生活習慣の基本なのです。
身長の伸びを妨げる原因の一つが、ストレスです。
勉強や人間関係のこと、受験のことなど、中学生にはストレスになることがたくさんありますよね。ストレスを感じるとからだが緊張して、成長ホルモンの分泌が抑えられてしまうのです。
適度なストレスは心身の成長には必要ですが、強いストレスが長く続くと、身長の伸びにブレーキがかかることがあります。
ストレスをためないためには、趣味の時間をもつことが大切。スポーツや音楽、読書など、好きなことをして過ごす時間を作りましょう。からだを動かしてリフレッシュするのも効果的ですよ。
人に話を聞いてもらうのもおすすめの方法です。友だちや家族、先生など信頼できる人に、悩みを打ち明けてみることで気持ちが楽になるはず。
一人で抱え込まず、誰かに相談する勇気を持つことも大切なことですね。
また、チョコレートなどの甘いものを食べることで、ストレスを和らげる効果が期待できます。からだにいいとは言えませんが、たまにご褒美として食べるのもアリかもしれません。
自分なりのストレス解消法を見つけて、心に余裕をもつことが身長アップにつながります。頑張りすぎは禁物。自分のペースでがんばることが何より大切ですよ。