失敗してバカにされた(過去の体験)→失敗は恥ずかしいものである(メンタルモデル)→また失敗してバカにされるかもしれない(思考)→バカにされる映像が脳内で流れる(ピクチャ)怖いと感じる(感情)→挑戦しない(行動)
人が何かの思考に到る前提として、メンタルモデルが存在する。
例えば、私のように幼少期に猫に引っ掻かれた経験がある人は猫を見たときに「襲われるかもしれない」「怖い…」と感じるかもしれません。ですが、猫を飼っている人にとっては「可愛い!」と感じるかもしれません。
この猫を見たときに、その人の脳が「猫=怖い」として処理するか・「猫=可愛い!」と処理するかは、『過去の体験』によって変わってきます。
このように、同じ状況下であっても、その人がこれまで体験・経験してきたことによって「思考や行動」が変わってくるのは、無意識のうちに自身の思考を誘導している「メンタルモデル=思い込み/価値観』があるからです。
つまり、メンタルモデルは私たちの思考を形成する土台であり、行動を決定つけている根幹的な存在です。
顕在意識は3〜5%ほどの割合で、残りの95〜97%は潜在意識。
行動をコントロールするためには、97%の「潜在意識(思考)」を攻略しなければなりませんが、潜在意識は直接コンロールできません。意識(思考)を直接的に変えたとしても、行動を変えることはできないのです。
逆に言えば、潜在意識をコントローする術を身につけていれば、多くの行動を変えることができるとも言えます。
早く決断をしなければならない理由は簡単。時間をかける決断はいわばシステム2の使用。すると、決断癖に依存した答えを出すので、過去と同じ方向性の決断をしてしまい、成功やプラスの方向に変えることができない。