ある団体の会員になっていて、年に一回、冊子と郵便振替の払込書が送られてきます。
最初の頃は、会費の管理と名簿の管理に、慣れていないさが目立ちましたが、途中から、素人っぽさが無くなったと思っていたら、どうやら名簿の管理に年に60万だか支払って依頼しているのを決算書を見て知りました。その金額が高いか安いか、会員の数を考えると、よく分かりませんが、いずれにしろ、人に依頼して、専用のソフトで行うのなら、それくらいかかるのかもしれません。
払込書には、すでに依頼人の住所氏名が印刷されているので、手間も無いですし、金額を記入して郵便局のATMに入れるだけで良いので、便利です。
これを、なんとかペイとか、クレジットカードとか、決済手段を多数にしてしまうと、受け取る方が管理しきれない、入金チェックをしきれない、トラブル発生の増大が、火を見るより明らかです。それに対応できる人員がいるのなら、それでもいいと思いますよ。決済手段が多様な方が、支払う方としては、便利だとは思います。
団体は、幅広い年齢層に支持されてこそ、質と規模を拡大できる(しなくてもいいのならそれでもいいのですが)と考えますので、多くの人にとって、手間無く分かりやすく慣れていて、受け取る側もミス無くチェックできる、郵便振替は、安価な送金手段として、最適だと思います。○○ペイでなければ、支払うことが出来ない、というのでは、せっかく参加したい、支援したい、という人を門前払いしているようなものだと考えます。(ただ、方針として、それに統一した方が便利だから、と判断して、それで良いのなら、それでも良いです。)
世の中、複雑なことが多すぎますから、できるだけ簡潔に事務作業を進めることができること、トラブルが発生しない仕組みで行うこと、がいいと思います。こうした、入金・支払い、というは、交流ではなく、団体への参加(コミット)を深めるものでは無いのですから、できるだけ簡潔な方法が良いのです。