申し遅れました、NOAAのK.K(70才)と申します。
私は、NOAAの電動カートの仕事にかかわる前は、福祉用具の会社でモニタリングの業務に携わっていました。
モニタリングというのは、福祉用具を介護保険でレンタルしている利用者様のお宅を6カ月毎に訪問し、用具の点検と修理及び利用者の体の状態を把握して、ケアマネージャーに報告をする仕事です。
車いすや歩行器、杖、電動車いすや電動ベッドなどを、毎月200軒年間で約2400軒のモニタリングを行ってきました。
軽度、重度にかかわらずトータルで、約2850人の介護者本人と、介護者の家族の生活に向き合ってきました。
6か月後、モニタリングで訪問すると体の状態(ADL)が低下している方が目立って多いという事に気付きました。
ADLというのは、移動排泄・食事・更衣・洗面・入浴などの日常生活動作のことで、ADLと身体・認知機能、精神面、社会環境は相互に作用し合っており、一つでも機能が低下するとADLの低下へとつながります。
・ベッドから立ち上がる時に前のめりに転んだ!
・部屋の敷居につまずいて転んだ!
・部屋の中を伝い歩きしていたら転んだ!
・車いすに乗ろうとして転んだ!
・玄関で靴を履こうとして転んだ!
というように!
この様な方は、一度ならず、二度三度と転倒しています。
そして、半数近くが、骨折して入退院を繰り返していたのです。
「杖や、てすり、歩行器」等をレンタルしているにも関わらず、家の中では使用しないで転倒しているのです。
当然、外へ出かけることが出来ないので家の中に閉じこもっている時間が長くなっていました。
そうなると、家の中ではテレビを見ながら長時間、椅子に腰かけて過ごすので、
足の筋力も落ち、ボケや認知症が加速している方も多数見受けられました。
なぜ福祉用具を使わなかったのか問うと?
「面倒だから!」「煩わしいから!」と答える声が多く、中には「そんなもん使わなくても歩けるから!」という方もいるほどです。
シニアの頭の中は、現在の自由にならない現実よりも、若い時に自由に動けていた時の記憶が勝っており、無意識で動いてしまうのです。
ほぼ全員が「運動能力は落ちていない」と思っています。
自分の体の状態を忘れてしまっているのです。
「臨床心理学者のジョージ・ウエインバーグ」が、直面の困難と闘おうとせず
尻込みをする患者に「あなたの認めたくないものは何ですか?」という質問をすると、患者は「実は、わたしは自分に失望しているだけです」と、本当の感情を認めることは苦しみであると答える人が多数であると言っています。
人は、「昔は自由に動いた身体が今は自由に動かせない」その事実を認めたくないと、苦しみから逃れるために無意識に現実の感情を闇の中に閉じ込めてしまっているのではないでしょうか?
高齢者の免許更新教習でも、講習前のアンケートでは、ほぼ全員が「運転能力は落ちていない」と断言するそうです。
しかし、約2割の方は先生の指示通リの走行が出来ず「おかしいな?」とつぶやき、指示通リ運転出来なかった自分を認めることをしないそうです。
頭の中は、できる自分という記憶しか存在していないのですから、シニアの方は杖や歩行器を使う事への拒否反応が強いのです。まして車いすを使うというのは論外なのです。
福祉用具は【薬】ではありません。使えば身体機能が回復するというものでもなく、あくまで低下してしまった機能の補助を目的とするものです。
特に車いすは、移動する時だけ使用するのであれば良いのですが、一日中座っていると筋力が低下し、ますます歩けなくなってしまいます。
もし車いすが【薬】や【サプリメント】のような効果があれば
利用する人も積極的に使って、ADL(日常生活動作の指標・数値)が向上する筈なのですが・・・
車いすは、喜びどころか人生の最終ステージに【絶望感】を感じさせてしまう用具ではないでしょうか?
高齢者と言っても様々な方がおられます。
要支援や要介護じゃないけれど、できる事とやりたい事の間にギャップが生じ、日常生活のなかで「諦め」や「我慢」が積み重なって、生活が不活発になり、徐々に介護状態に近づいている高齢者をギャップシニアと言います。
(日本総研が定義)
・腰が痛くって、じっと座っているのが辛くなって、最近は出かけなくなった。
・庭の敷石につまずいて、転んで肩を打ってから右腕が上がらなくなってしまった。
・脊柱管狭窄症で長距離を歩くのがつらいんだ。
・脳梗塞の後遺症で、左手と左足が麻痺して自由に動かせない。
・近くのスーパーに出かけるのに、家の前の坂道を歩くと息切れがするのよ。
・ひざに水が溜まって階段の上り下りが辛いのよ。
などの症状で日常生活が不活発になって行きます。
この様な状態の方は「生活不活発病」という病気なのです。
長期間にわたって身体を動かさない生活をすることで、身体機能が低下し、心身にさまざまな症状が出ること。
名前にある通り、"生活"が"不活発"になることが原因で起こる病気や症状を言います。
実は、この病気の怖さは「心身のあらゆる機能を低下させること」にあります。
日常の動作だけでなく、心肺機能や消化器の機能が低下したり、血栓症にかかったり、、、
更には、周囲に無関心になったり、うつ状態になるなど、精神の機能が低下するリスクもあるのです。
コロナでの外出自粛や高齢者の免許返納での影響が「生活不活発病」として拡大しているのです。
介護認定を受ければ、ディサービスなどに出かけることで家に閉じこもる問題は解決しますが、ギャップシニアの方々は「年だから仕方がない」と「諦め」や「我慢」をすることによって、その隔たりを解消しようとします。
「やりたいこと」を諦めて、家に籠るようになり、外へ出かける回数も減っていきます。
「出来ること」さえも出来なくなっていくようになり、徐々に要介護状態になっていく方がギャップシニアと呼ばれており、急激に増えているのです。
あなたは大丈夫ですか?
この様なギャップシニアの方が、介護保険のお世話にならないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?
「今までどうり生活したい」、「出かけたい」と、意欲があっても!移動する手段が無い。
それが、現代日本の現状です。
「杖をついても長い時間は…歩けない」、でも「歩行器なんて使うほど老いぼれていない!」そんな思いが入り混じり、答えが見つからぬまま "じっと我慢し良くなるのを待っている"。
そんな日々の生活をされているのではないでしょうか。
環境の変化としては、65歳で定年!また、子供たちが独り立ちしてから過ごす時間は約10万時間と言われています。
これは、私たちが現役で働いてきた時間10万時間に相当するのです。
この膨大な時間を、家に閉じこもっていたら死んだも同然なのではないでしょうか?
人間は外へ出て、自然を感じたり、社会と交流し刺激が得られるからこそ、未来に対する「希望」や「喜び」「幸福」を味わえるから生きていると言えるのではないでしょうか?
可愛いペットには、毎日の散歩が欠かせません。
毎日、家の中だけで過ごすと、ペットはストレスで様々な病気を発症します。
外へ連れ出し散歩することで犬は、ストレスを発散出来ているのです。
現在、社会問題となっている高齢者の免許証の返納後の問題!
多くの方が、返納した後「認知症」を発症しているという統計が公表されました。
【運転をやめる】→【自宅に閉じこもる】→【人との接触が激減】→【服装身だしなみに無関心】→【一日中横になってテレビを見ている】→【知らず知らずにボケていく】→【認知症へ】。
ご本人よりも、ご家族が「外へ出ないように仕向けてしまっている」
そんなご家庭も大変多く見てきました。
ご本人が「認知症」になったら、困るのは家族です。
「介護離職」や「介護ウツ」になり、家族関係が崩壊してしまっているご家庭も増えているのです。
体力の衰えは道具で補うことが出来ます。
その道具が「車」だったのですが、それを取り上げられたら、体力の衰えを補う "希望となる道具" が無いのですから、自宅に閉じこもるしか無かったのです。
積極的に外へ出かけられるように、周りの、何よりご家族の支援が必要なのです。
介護認定者用の、「杖や歩行器」「車いす」「シニアカー(電動カート)」は、希望ではなく
人生の終わりを告げる道具でしか無いと言っても過言ではありません。
すべての用具は、問題を解決するだけの道具では不十分なのではないでしょうか?
それを使う人が「希望と幸せを得られる用具」でなければならないのです。
私は、福祉用具のモニタリングをしていた時、沢山の方の電動カートの同行試乗に立ち会いました。
その時は、ハンドル式とひじ掛け式(ジョイスティク型)の2台をお持ちして、ご利用者の自宅周辺で試乗を行うのですが、最初は、ハンドルが無いひじ掛けの所で操作するタイプを選ばれる方が多いです。
しかし、
平坦な歩道を走行するときは問題が無いのですが、下り坂に差し掛かると多くの人は動かそうとしなくなります。
ひじ掛け式は、下り坂は、前のめりで転倒するのではないかと恐怖感に襲われるのです。
その時の恐怖感を口にされる方に、関係者は「そんれは、すぐ慣れるから大丈夫ですよ」と言います。
電動カートは、アクセルから手を離すと自動で止まるのですが、恐怖感に襲われている状態の人は、手を離すのではなく、逆に強く握って離さないことがあります。
多くの事故は、そのようなときに起こってしまうのです。
そのあとに、ハンドル式に乗り換えて試乗してもらうと、あれほど怖がっていた方が、坂道をゆっくりと下れるようになるのです。
MOBILE-Xplusは、利用者の心理状態で操作が出来なくなる危険性を把握して、アクセルレバーから手を離しても、レバーを強く握っても、ブレーキが自動で作動する、業界初のダブルアクション方式を取り入れています。
私たち人間は、自分の体の前に持ち手があると安心感が得られるのではないかと思っています。
介護業界では、あるある話ですが、自宅の前にスロープなどがあるときは、車いすを後ろ向きにしてスロープを下るということをします。
介助式車いすの場合はそれが出来るのですが、自走式の車いすや電動カートはそれが出来ないのです。
体の前にハンドルがある電動カートが安心感が得られるので、ハンドル式が選ばれるのです。
車いすに乗って買い物していると突然、「邪魔だ!どけっ」と怒鳴られたり、いかにも迷惑そうな態度をされることがあります。
まして通路の狭い店内を、車いすで入ろうものなら、冷たい視線を感じてしまう経験がある障害者の方は少なくはありません。
車いすや、シニアカーは歩行者扱いであることを知らない方が大半で、お店の中や電車の中に入ってくると邪魔者扱いされることが多々あります。
日本の狭い歩道を、すれ違いも出来ない横幅のあるシニアカーで走行するのは気が引けるとの思いから、歩道ではなく車道を走行し事故にあってしまうという悲惨な出来事があります。
狭い歩道を、子供を乗せた電動自転車、電動カートが走行するようになると、社会的な弱者である大型の幅の広い電動カートに乗っている高齢者が「邪魔だ!どけっ」と言われてしまい泣く泣く車道を走行して事故に合うという事が無いようにしなくてはならないと思います。
昨年は、コンビニの店内に大型のシニアカーをで乗り入れて、店内を曲がり切れず、レジに衝突し、通路にある品物をなぎ倒してしまった事故が話題になり、シニアカーの店内乗り入れを規制するお店も出てきました。
MOBILE-Xplusの電動カートは、新時代のモビリティーとして「動きやすさ」、「可動性」、「移動性」、「流動性」を追求した移動用の電動カートなのです。
何よりコンパクトでシンプルなフォルムが、乗っている人に溶け込んでいるので、「他の人の通行に邪魔になるのでは」と、気をつかう必要もなくなるのです。
そうしたことで、最先端の乗り物モビリティーカーとして試乗した方から絶大な信頼を得ているのです。
動画の中でもご確認いただけたと思いますが、日本の狭い歩道、狭いコンビニの通路、ごちゃごちゃした商店街、観光地でも、「他の人に気をつかう必要もなくなるほどスムーズに走行できた」と実感されています。
さらに、多くの方から好意的な声を掛けられ、まるで「有名人になった気分」と言われる方も多いです。
このカートが縁で、「新しく友達も出来た方」もいらっしゃいます。
【組立時】 長:850mm 幅:530mm 高:700~850mm
【収納時】 長:620mm 幅:430mm 高:280mm
約21kg
約6時間 / 14km(実走行:乗員75kgの場合)
【前進】1~6km/h(法定速度)
【後進】1~2km/h(法定速度)
13度 / 40mm
115kg
航空機グレードアルミ素材
リチウムイオンバッテリー
電磁ブレーキ(手を離しても強く握っても止まるダブルインカム方式)
180W
交K-20-3
※歩行者扱いの電動カートなので、歩道を通行可能。
電車、バス及び店舗内も通行できます
00971-000006
ホワイト、レッド、グリーン、シルバーの計4色
●国家公安委員会【型式認定】:認定番号:交-20-3
MOBILE-Xplusは、国家公安委員会型式認定を取得していますので、「歩道」での通行、「電車」「飛行機」「船舶」「ケーブルカー」などの乗り物、「商業施設」「公的施設」「店舗」などへの乗り入れが可能な車両として承認をいただいています。
●公益財団法人テクノエイド協会【TAISコード】:00971-0000006
(福祉用具情報システム)
・介護保険:福祉用具貸与(電動車いす)の適用商品となっております。
→
(注意)貸与の対象者は、介護保険/「要介護2~5」の方となり、お取扱いは福祉用具貸与事業者様からとなります。
※介護保険「要支援1~2 及び 要介護1」であっても、医師が必要と判断した場合、対象となる場合が御座います。
○その他
・東京都産業労働局:東京都アクセシブル・ツーリズム推進事業で推奨されています。
観光庁と国土交通省が主催となって行われている、 既存観光拠点高付加価値化推進事業に採用されています。
○市町村などの自治体では8万円~10万円の購入補助金を出している所も広がって来ています。
各市町村にお問い合わせください。(購入補助金対象商品です)
△Amazonや楽天など、ネット通販で販売されている類似品は【型式認定】を受けていませんので「歩道」の通行、「店舗」「駅の構内」「公共交通機関」などでは走行できませんので
ご注意ください。
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※福祉用具として、TAISコードを取得していても、国家公安員会【型式認定】取得を受けていなければ、歩行者扱いとはなりませんので歩道での通行は出来ません。