始めまして! 佐藤ダリです。
私は、ペルーで生まれました。日系4世です。
ひいおじいちゃんにあたる佐藤コウイチロウが日本初のペルー行きの船に乗ったのは123年前です。コウイチロウひいお爺ちゃんは移民前、新潟でパン職人として働いていました。
移民先のペルーへ到着した時、生きて行く術として選んだのもパン職人でした。
で生まれたセルヒオお爺ちゃんがパン屋を継ぎ、その後町一番のパン職人となりました。
セルヒオおじいちゃんは「ドン・チェチョ」の呼び名で親しまれ、町一番のパン屋さんでした。時には他の町から、時にはアメリカからわざわざドン・チェチョのパンを買いに来るほどの人気でした。
パン屋を引退した後も、クリスマスには大量のパネトーネ(南米やヨーロッパでクリスマスに食べるパン)を何百個も焼いていました。
沢山いた孫の中でも一番日本人っぽい顔をしていた僕はおじいちゃんの一番のお気に入りでした。 おじいちゃんに大事に育てられた僕は、おじいちゃんの作ったパンを籠に入れて歩いて売りにいったり、鍋に残ったパンに入れるフルーツ味のクリームを舐めたり、パン屋さんでの思い出がたくさんあります。 おじいちゃんのパンを食べるのが大好きでした。
~ 123年前にペルーへ渡ったひいお爺ちゃんのパンの伝統を日本で受継ぐ~クラウドファンディングより 123年前にペルーへ渡ったひいお爺ちゃんのパンの伝統を日本で受継ぐ(佐藤 ダリ 2021/07/05 公開) - クラウドファンディング READYFOR