わたしが30歳半ばの話です。
転職して出張の機会が増えました。
今は家からネットを使って
飛行機やホテルの予約が
簡単にできますが、
当時はそこまで便利ではなくて
旅行代理店を通して、
出張の手配をしていました。
旅行代理店にいくと、担当者が
ついて、目の前の端末を使って
手配をしてくれます
担当者といっても、そのとき手が
空いている人が担当をするだけのことで、
わたしに専用の担当者がついた
というわけではありません。
ある日、J美さんという人が
担当につきました。
J美さんは20か21歳くらいで
清楚な感じのきれい系の女性でした。
わたしはJ美さんに一目ぼれしました。
出張が決まると、
『J美さんに会える!』とウキウキ
しながら旅行代理店に出向き、
J美さんを担当に指名して、旅行の手配を
して貰っていました。
そして彼女が端末操作をするとき、
いろいろな話をしました。
どこに住んでいるの?
出身高校はどこ?
兄弟はいる?
趣味はなに?
今、考えたら、話をしたというよりも、
わたしが一方的にJ美さんの個人情報を
聞き出していただけですね(汗)
J美さんはそのひとつひとつに
答えてくれたので、わたしはJ美さんと
は気が合って話も弾んでいる!
と勘違いをしてしまいました。
そしてデートに誘うチャンスを
伺っていました。
ある日、わたしは意を決して
J美さんを食事に誘いました。
断られることが前提で、冗談ぽく
誘いました。
すると、J美さんは
「いいですよ」
と返事をしてくれたのです!!
わたしはその思いがけない言葉に
舞い上がりながら
「こ、ここに連絡してっ」
と名刺を出して、そこに記載された
携帯番号を指さして渡しました。
そしてドキドキしながら
J美さんからの電話を待ちました。
しかし彼女からの電話は
ありませんでした。
わたしは、J美さんは名刺を
うっかり失くしたのだろう
と思いました。
それで、出張の機会を無理やり作って
旅行代理店にいって、J美さんを
指名しました。
彼女が端末操作をしているときに、
「この電話番号に連絡してよ」
と名刺を渡しました。
J美さんは「はい」と返事をしました。
今、思い返すとそのときの彼女は
固い表情だった気がします。
電話はありませんでした。
ここで、わたしがいろいろと察して
とJ美さんが食事に応じてくれたのは
社交辞令だったんだな
と手を引けば、ここで終わった話です。
彼女とはちょっと気まずいくらいの
関係で終わったでしょう。
しかし、当時のわたしは、察するスキル
を持っていませんでした。
そして一度は応じてくれた食事を、
ここで諦めようとは思いませんでした。
それで、今度は旅行代理店に電話をして
J美さんを呼び出し、
仕事が終わったら、わたしの携帯に
電話をしてくれと頼みました。
J美さんは「はい」とはいうものの
またしても電話は来ませんでした。
こんなことを2回か3回しましたが、
電話はきません。
それで、やっとJ美さんは
わたしと食事に行く気がないことに
気付きました。
すると今度は、
なぜ、彼女はわたしと食事に行く気を
なくしたのか、その理由を知りたい
と思うようになりました。
行く気をなくしたのではなくて、
初めから行く気なんて、なかったの
でしょうけどね。
それから数日後
行く気をなくした理由を聞こうと思って、
旅行代理店に電話しました。
電話にでた社員に
「J美さんに代わってください」
と言うと
「今、接客中なので、でることが
できません」
と言われました。
それでJ美さんに折り返しの
電話をするように伝言を
依頼しました。
しかし、やはりというか
電話がこないので、
催促の電話をしました。
まだ、J美さんは接客中で
出られないと言われました。
時間を開けて、また電話をしたら
やっぱりJ美さんは接客中と
言われました。
そして、また電話をしたら……
『ただいま、お客様の電話を
お繋ぎすることはできません』
というメッセージが流れてきました。
わたしは、
なぜかわからないけど
J美さんに嫌われたんだな
でもストーカーだと思われたら心外だな
などと思い、悲しい気持ちで
電話の通話ボタンをオフにしました。
そして、今度は
「わたしは温厚な性格でストーカーを
するような人間ではない」
ことを伝えたいと思いました。
それで後日、旅行代理店に行って
J美さんに対応をお願いすると
(J美さんは)今、対応できません
と言われ、担当が男性のAさんに
変わってしまいました。
それでやっと、わたしがJ美さんから
完全にストーカーと思われていることに
気付きました。
そしてJ美さんの指名をやめました。
数か月後、わたしは急な出張が決まり、
ホテルの空室の状況を聞くために
J美さんが勤めている旅行会社に
電話をしました。
するとなんとJ美さんが
電話にでました。
わたしは驚きましたが、
J美さんはもっと驚いていました。
J美さんに、わたしのせいで
怖い思いしたのなら、謝りたいと思い、
電話を変わろうとするJ美さんに
「J美さん、ちょっと待って、
謝りたいんだ」
と言いましたが、J美さんは
「い、いえ、大丈夫です。
Aさんに変わりますね」
と言って、Aさんに変わりました。
J美さんからは、わたしのことを
『嫌っている』というよりも、
『怖がっている』という雰囲気が
伝わってきて、大いに凹みました。
つまり、わたしは自覚のないまま、
ストーカーになってしまったのです。
いや、ストーカーって、スートカーの
自覚がないから、ストーカーを
しちゃうのかもしれませんね
なぜ、こうなったのでしょう。
それはわたしが「恋愛落ちこぼれ」
だったからです。
風邪で数日休んだら、その間に
授業が進んで、ついていけなくなって、
それがきっかけで落ちこぼれて
しまった。
よくある話ですよね。
このよくある話は、わたしが
恋愛落ちこぼれになった話と
ピッタリ当てはまります。
わたしは中学は男子校、しかも
寮生活でした。
それで同年代の女子とは隔離された
3年間を送りました。
そのために男と女との距離の取り方が
分からなくなってしまって、
「恋愛落ちこぼれ」になってしまった
というわけです。
高校は共学に進んで、好きな子も
できました。
でも落ちこぼれている自覚がなく
この「恋愛落ちこぼれ」はどんどん
悪化していきました。
恋愛落ちこぼれの悪化に比例して
非モテの孤毒は蓄積していきます。
社会人になっても、20代、30代と
恋愛落ちこぼれの度合いは悪化
していきました。
当然のことながら、彼女つくりには
全部失敗して、振られるたびに
「非モテの孤独」を蓄積させて
しまいました。
そんなわたしですが、
大人になってからの兄弟喧嘩が
こじれにこじれ、
(殺してしまいたい)と思うくらいに、
追い詰められたことがありました。
しかしその一方で、この心理状態が
続くとやばいという理性も残って
いました。
それでこのやばい状況を打開しようと
もがいていたとき、あるスキルを
身につけることができました。
そして、このスキルを使って、
人生最大クラスの危機を
乗り越えることができました。
その後、失恋を重ねていたある日、
気づきました!!
このスキルは恋愛にも使えるぞ!!
それからこのスキルを使って、
過去の失恋体験を検証したところ、
「非モテの孤毒」とその解毒方法を
発見しました。
そしてついに自身の「非モテの孤毒」の
解毒ができました。
すると、これまでの非モテは
なんだったんだよ!!と思うくらい、
普通にモテるようになり、
あっさりと初めての彼女ができました。
ちなみに「非モテの孤毒」というのは
わたしの造語です。
「非モテの孤毒」とは
本来はやさしくて、モテるはずの男性を、
「非モテのいい人」にしてしまう
心の中にある毒のことです。
この「非モテの孤毒」の形は
人それぞれです。
その一方で「いい人」のほとんどが
この非モテの孤毒に、冒されている
といっても過言ではありません。
もしあなたが「非モテの孤毒」に
心当たりがあったら、
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「非モテの孤毒」解毒会について