六爻断易は断易、五行易、鬼谷易、納甲易とも呼ばれ、「周易」「易経」とは異なるものです。周易では、それぞれの爻や卦
の一つ一つに、爻辞(こうじ)、卦辞(かじ)といった意味がつけられていますが、断易ではほとんど用いることはありません。
断易は易の卦に十二支(地支)や六親五類(五神)を付し、五行関係により良い悪いの判断をします。その判断は感覚的なイメージではなく、非常にロジカルで明確に導き出されます。
また、占いで出た吉凶が実現する時期(応期)をみることができるのも断易の特徴です。
六爻断易は基本的には質問をし、答えを得る技術で、質問を思い浮かべた後、三つのコインを六回投げ、六つの爻(線)を得、得られた六十四卦(2×2×2×2×2×2=64)の意味を解釈します。