総本山醍醐寺では今秋10月、平安時代より御修法として厳修されてきた「太元帥法」を、三宝院・弥勒堂で厳修いたします。
それに伴いまして、あらためて太元帥法について学ぶ機会をというご要望がございました。そこで、去る3月9日に開催された教学研修会において、その太元帥法の概要などについて、醍醐派宗務総長、醍醐寺塔頭理性院住職、壁瀬宥雅僧正に講壇に上がっていただきました。また、中世史をご専門とし、醍醐寺において長期に亘って古文書調査を続けてこられた、醍醐寺文化財研究所研究員・日本女子大学教授の藤井雅子先生を講師に迎え、三宝院流創始以来の法流の相承や分派についてご講義を賜りました。
今回の研修会は「理性院流と太元帥法」をテーマとして、前回に引き続き藤井雅子先生に講壇に上がっていただき、「理性院流」についてご講義賜ります。特に「太元帥法」については、醍醐寺文化財研究所研究員・日本女子大学名誉教授の永村眞先生をお迎えし、ご講義賜わることとなりました。前回よりもより見識を深めていただくための研修会となっております。
諸事ご多忙のことと拝察いたしますが、皆様万障お繰り合わせのうえ、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。